フィリップ・ニコライの歌詞によるカンタータ

1.はじめに
 2.BWV1 明けの明星のいかに美しいかな、 BWV140 起きよと呼ぶ声
 歌詞と曲の成立ついて
3.ヨーロッパの疫病流行 #フィリップ・ニコライの話

1.はじめ

  カンタータとその基本になるコラールについて、それぞれ成立事情、また物語があることを知り、もっと知りたいと思った。
 ブログを作ろう。そうすれば、もっと興味が湧いて、作業する労苦が癒され、勇気も湧く。こう思って、まずフィリップ・ニコライの人物と彼の歌詞について記そうと思った。
 

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 2. BWV1  明けの明星のいかに美しいかな、BWV140 起きよと呼ぶ声

     1.
  BWV1 明けの明星の美しいかな      

1725年3月25日

マリアの祝日:受胎告知

イザヤ7:10-15(見よ乙女が孕って)
ルカ1;26-38 (大天使ガブリエルがマリアに挨拶)

第1曲の合唱は、演奏によって7分から9分台と大いに違いがある。
その違いはなんだろうか?と思った。

 わたしが初めに思った感想は、アルプスで迎えるご来光は速く、東京の夜明けはゆったりしているのだろうか?という単純なものだった。

 創立15年を迎えたスイスのトローゲンの団体は急成長して、自信に満ちた、こなれた演奏でテンポが速くなっている感がした。

 逆に鈴木雅明氏の演奏はますます丁寧に豊かな表現になるので、時間がかかっているのかなぁとか思った。 果たしてどちらだろうか。と、考えていた。

 ところが、16世紀後半を生きた歌詞の作者は、ペストによる死者が日に30人も40人も教会に運び込まれ、自身も感染して、奇跡的に生還したフィリップ・ニコライ牧師であることを知った。

その経験の中から、書き留めた、二つの言葉は、バッハによって作曲され、BWV1と140番となり、今に至るまで,最も愛され,親しまれた曲となっている。
 バッハはフィリップ・ニコライの歌詞を得て、1706年に書き始め,1725年3月の受胎告知の祝日のために作曲した。


 イエスの母マリアに焦点を当て、大天使ガブリエルが天から降りてきて、神がみ子を産むためにマリアを選んだことをマリアに告げる。フィリップ・ニコライによって書かれた。彼はBWV140の基礎となるコラールも書いている

 

 

  2.
 BWV140 起きよと呼ぶ声 三位一体27主日
1731年11月25日

マタイ25:1-13(花婿を待つ10人の乙女)
1テサロニケ5:1-13 (目を覚ませ主の日が襲ってくる)
   

最も有名で最も愛されているコラールカンタータ「起きよ」で、この曲は16世紀後半のドイツで流行したペストの感染とその恐ろしい被害に見舞われた作詞作曲者#フィリップ・ニコライの悲しい物語が関係している。彼は奇跡的に回復した時,二つの讃美歌「起きよと呼ぶ声」BWV140 「明の星のなんと美しいことだろう」BWV1をかき、今や不滅の音楽として親しまれ,慰めを与え続けている。

第一部
第1曲合唱 町の塔から花婿到来を告げる見張りの声が聞こえる。一方、灯火を手に花婿を迎えよ。二つの全く違う音楽は天からの知らせを伝え、到来する花婿をイエスを迎える人たちによって、天と地が協奏する。
2.聖書朗唱 彼は来ます。花婿きます。(マタイ25:26)
3,二重唱 いつ来られる 4.コラール 見張りの声が テノール 
第二部 
5.朗唱  6.アリア ソプラノとバスの二重唱
7.コラール 12の門は飾られ、街は仲間たちであふれている。そして1曲と終曲のコラールは同一のメロディである。

三位一体第27主日
 この日はバッハが在任中2回だけおとづれた。

 移動祝日の復活祭が最も早く来る年に、三位一体主日は27回になり、待降節の直前となる。
 そこで本曲はイエス到来のクリスマスに備えて「起きよ,目覚めよ」と,フィリップ・ニコライのコラールが採られた。このコラールには悲しい物語があって※BWV1の「明けの明星」のコラールにも関係している.
 冒頭の有名なコラール幻想曲はソプラノと2本のホルン,エルサレムの目覚めまた、宴の準備を呼びかけ,遅れている花婿イエスの到着を備えして待っている。メロディと通奏低音の4分音符が到着の時を刻む。そして,終曲のコラールは同一のメロディで締めくくられる。

     3.ヨーロッパの疫病流行 #フィリップ・ニコライの話

 

 

「かつて、16 世紀後半、ドイツのウンナという町およびヨーロッパ中で、恐ろしい疫病ペストが蔓延しました。この流行により、ウンナの住民約 1,300 人が死亡した。フィリップ・ニコライ (1556-1608) は、ウンナの教会に着任早々自らもペストにかかり、奇跡的に生き延びた。1599年に「永遠の命の喜びの鏡」を出版し、彼が経験した永遠について語った。

 バッハはこの本の中の言葉を歌詞にし、BWV140起きよと呼ぶ声、とBWV1明けの明星のいかに美しきかなのニ曲を作曲演奏した。

参考(https://www.bach-cantatas.com/Guide/index.htm    bwv140/Bethlehem)

 

 

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