BWV 36 喜び高く舞いあがれ

BWV 36 喜び高く舞いあがれ

 

おはようバッハ-3-

BWV36   喜び高く舞い上がれ 全8曲

 

 

BWV36
喜び高く舞い上がれ

 

待降節第1礼拝

本曲はイエスの誕生を待ち望む4週間、

アドヴェント初日

その第一週にあたり、

そのよろこびのたかまりは、 空たかく天にまいあがる。

 

第1部
1合唱 「よろこび
高く まいあがれ」 

 

「よろこび高く まいあがれ 夜空の星の高みへ シオンでよろこぶ声がする。 だがまて よろこびの声がうせてもよろこびの声が聞こえなくても 主がこられるから。」

 

 

 

 

 バッハは作った曲を「再利用」して多くの曲を作った。 それらの曲を解説者も「パロディ」と言っている。 パロディとは他者の作品を」模倣、盗作,盗用」(wikipedia)など、 著作権侵害という悪い意味で使われている。 バッハは自分の曲を模倣したり、盗作、盗むわけないけど、 とわたしは思っている。そこで、本曲のように、計4曲も作った 「パロディ」と言われる四曲を考えてみようと思った

 共通しているのは、本曲がイエスの誕生を準備する 待降節満ち溢れる「喜び」であるように ーバッハが仕えたケーテン侯の 二番目の妻の24才の誕生祝い・ライプツィヒ大学長就任祝い・ トーマス学校校長の就任式と、30分はかかる祝典曲である

2 コラール 二重唱
  来ませ異邦の救い主  
来ませ異邦の救い主 乙女の子に産まれた、世の人は、みな驚いた 神はこのようにイエスを生まれさせた。」

第3曲 アリア ・テノール  

  愛はやさしく歩みより 

 

 

 

愛はやさしく歩みより 愛する人をつれてく。 花嫁は花婿を見るとわれを忘れて喜ぶように 身も心もイエスに従い行く。

 テノールは日本の演歌歌手故三波春夫の声を元に 作られた、音声創作によって歌われている。 演歌に欠かせないコブシとか、 声を極限まで震わせるビブラートは バッハの曲には合わないが、 今は立派なテノールを歌っている。

4 コラール  
  甘い調べを琴の音にあわせ 
甘い調べを琴の音にあわせ   甘い調べを琴の音にあわせ あふれる喜びを奏でよう。 うるわしいわが花婿 イエスと愛の絆に思いをこめて 歌え、踊れ、喜び高く声を上げよ  大いなる栄光の王。

第2部

5 アリア・バス
  よおこそ尊い宝

よおこそ尊い宝 愛と信仰もて、 私たちの心にやどりませ。
6コラール・テノール
  父にひとしく
父にひとしく肉に勝利し 永遠の力により  肉体の病をいやしたまえ。
7 アリア ・ソプラノ
  力弱い音色であっても
力弱い音色であっても  天の神の御霊がとりなして 神の栄光をたたえうる こんな声でも神は親しく聞いてくださる。
8 コラール
  父なる神に 栄光あれや
父なる神に 栄光あれや、 聖なる神に いまもとわに
   
   

「パロディ」と人がいう、再利用した3曲から、原曲を特定し

この「再利用」をテーマにして 全4曲を一覧表にして紹介しています。

横に並べると、楽譜が80~90%共通だとわかります。

下記の一覧表をご覧ください。 PC画面だともっとわかります。

まず、 ライプツィヒ大学管弦楽、合唱団学生を含む演奏による 2曲・BWV36aと36cを視聴ください

1. BWV36a 「喜び空に舞い上がれ」 ライプツィヒ大学管弦楽、合唱団                

https://youtu.be/OeNziPADDVQ?si=5RjC7NLGNMIxlROw 

        https://minichap.com/chap2-2-2/7283-2/ ?si=vDH1lfGo5Hvrbt-M 

2. BWV36b 「喜びがわき上がり」 ライプツィヒ大学管弦楽、合唱団

    https://youtu.be/Zb-naYbI8nk?si=28LhDHUPBGWc1gWN ー

 

 

 

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