A.ライゼ |
A.ライゼ (Andreas Reise 1975・5・19 スイス生)
チューリヒ、ベルリンなどで教会音楽を修め、カトリック教会の少年合唱団、また声楽、オルガンの演奏家。2021年からトマス教会第18代カントルに就任。コロナ禍の中で、これまでになかったwebサイトを活用し、800年の歴史をもつ合唱団に新しい風を呼んでいる。 |
G.C.ビラー |
ビラー (G.C.Biller ドイツ、エルフルト生、1955-2015)
東西ドイツ統一の地、1992年トマス教会第16代カントール(音楽監督)に就任。主にバッハの作品の再興に努めた。私が、1886年、まだ東ドイツ時代にトマス教会を訪ねた時、共産主義の圧政のなかで、教会堂は国の管理下にあったが、パイプオルガンはすすけた音がして、保守管理にお金をかけていなかったようだ。が、かえって素朴な印象を受けたが、礼拝に参加している0名ばかりの多くは高齢女性で、厳しい統制の時代だったとおもう。その時代を超えて、トマーナコアも復活し、取り組むべき課題は多くあったと思われた。情熱的な指揮に子どもたちが答えている姿は大変好ましく思えた。 |
J.サヴァール |
J.サヴァール(J.Savall スペイン生 1941- )
古楽器のヴィオラダ ガンバの演奏法発掘から手がけ、古典作品の再興につくした。これにより、大劇場での興行としての音楽の流れは、中規模から小規模の教会や小グループの演奏の流れに変わった感がする。バッハの二つのラテン語歌詞の「ロ短調ミサ」と「マニフィカート」(マリアの賛歌)は、彼らの母語を取り戻したかのような、喜びに満ちた演奏が記憶に残る。 |
P.ヘレヴェー |
P.ヘレヴェーヘ(P.Herrewegh ベルギー生 1941-)
父が医者で医学を勉強していた学生時代に音楽活動をはじめた。八波の作品を手掛け、その解釈と澄明な演奏が評価され、活動の巾がひろがった。
来日した時、名前はHerr=主の、wehg=道を行くという意味でお気に入りとのインタヴューがあった。
マタイ受難曲の指揮 |
E.アイム |
E.アイム(Emanuelle Haim フランス生 1962- )
ドイツのフランクフルト放送交響楽団指揮者。精力的で人気上昇中!マタイ受難曲の指揮 |
H.リリング |
H.リリング(Helmuth Riling ドイツ生 H.リリンク 1933.5.29-)
リリングが指揮するクリスマスオラトリオをYoutubeでみた。下の欄の書き込み評を読んでいた時、「いやだ ミリタリー音楽のようだ」という言葉に、何だろうと思ったことがある。教会音楽、特にバッハの大家H.リリングが指揮する本曲の第1曲の評だった。
最初に太鼓の連打で気を引きつけるところを言ったのかなぁと思った。 しかし、リリンクの指揮そのものが、 かくあるべし みたいなところが気にかかったのかもしれない。 |
命令形の言葉をどう表したらよいか、考えていたので、音楽における命令形って何だろう?とも思った。そこで、「いざ 歌え」ーこれは1968年に神戸栄光教会聖歌隊でクリスマスオラトリオ第1曲を歌った時の指揮者清水さんの訳である。平和な時代の命令形と戦争へ向かう命令とは意味が違うだろう。わたしは「さあ うたおう」(let’s sing) というように、命令形を呼びかけの言葉にすることにした。ミリタリー(軍隊)音楽は わたしも嫌だ。
*ちなみに、武田又彦先生にどんなCDがおすすめですかと尋ねたら、H.リリンクの名前を教えてもらった。リリンクのカンタータCD全集は大変教えられた。なんども聞いた。
彼は昨年指揮者を引退した。が、トビアス,ショーコルフの新聞にシートミュージックについて巻頭の言葉を書いていた。こういう方面にも関心を寄せているのだなぁおもった。なお、わたしが使っているのはmusescore3 (フリー)で、世界で2千数百万人が使って、多くの人が作品を投稿している。 |